暫存

石川智晶( 石川知亜紀 ) 暫存歌詞
1.夏の庭

作詞:石川智晶
作曲:石川智晶

繰り返し耳打ちしてくる
終わりのない物語なら
この夏の庭の隅っこに
全部埋めてしまおうよ
片手にシャベルと
少しだけ無駄話をして
言葉が途切れても
別の夜を増やさないように

夢 夢 夢 夢 夢だったのかもしれない
夏 夏 夏 夏の庭で
風 風 風 風 風に小さく微笑んだこと
誰にも今は見せたくないよ

強い日差しの下で揺れる
扉は錆びついた顔を見せて
知ったふりをするのやめてと
不機嫌な音が絶えずしている
鍵を持ってなかった訳じゃない
あなたが笛吹く草むらの中に
踏み出すほど自分を持ってない

夢 夢 夢 夢 夢だったあの静けさ
夏 夏 夏 夏が消える
風 風 風 風 風に立つ背中を見ていると
泣きたくなるの どうしようもなく

沈んでいく太陽は見せかけの感傷
誰のためにも何もしないことを
あなただけがそう知ってる
夢 夢 夢 夢 夢 夏 夏 夏 夏 夏
夢 夢 夢 夢 夢だったのかもしれない
夏 夏 夏 夏の庭で
風 風 風 風 風に小さく微笑んだこと
誰にも今は見せたくない
夢 夢 夢 夢 夢だった
あの夏の日からまだ続いているよ 夢 夢 夢 夢


2.The Giving Tree

作詞:石川智晶
作曲:石川智晶

蘇らせたはずの土を踏みしめた
踵に響くのは朽ち果てた笛の音のようだ
重ねられた断層に無数の物語
ノートからこぼれ落ちた
自己満足なんじゃないか

歴史から抹消されたものほど きっと
本当の事しか歌わなかったはずだ

100年前に遡ろうと 100年後の扉を開けても
生きることを必要以上に学ばなくていい
人の涙どれだけ体で感じられるかどうかだけでいい
大いなる存在から 僕らは何をもがく必要があるの?

継ぎはぎだらけの言葉 積み木のようにして
今 探しているものは賢者の額にあるものだ
対岸に漕ぎ着けた小舟が揺れてる
泥で埋められてく心ない思想に

100年前のため息の色 100年後の孤独の姿は
手触りも違うものに引き合うのなぜだろう?
今 河の流れを塞き止めて
誰かが嘆き誰かが笑う
時代ごとさらっていいの?
覚悟してもどこか怖いんだいつも

あなたは惜しげもなく
この手のひらに 大切な金の鎖を握らせて
それはピアニシモ 気高く小さな祈り
ありがとうなんて言わなくていいと

100年前に遡ろうと 100年後の扉を開けても
生きることを必要以上に学ばなくていい
人の涙どれだけ体で感じられるかどうかだけでいい
大いなる存在から 僕らは何をもがく必要があるの?


3.誰がために

作詞:石ノ森章太郎
作曲:平尾昌晃

吹きささぶ風が よく似合う
九人の戦鬼と ひとのいう

だが我々は 愛のため
戦い忘れた ひとのため
涙で走る 血の大河
夢みて走る 死の荒野
サイボーグ戦士 誰がために戦う
サイボーグ戦士 誰がために戦う

葬いの鐘が よく似合う
地獄の使者と ひとのいう
だが我々は 愛のため
戦い忘れた ひとのため
闇追い払う ときの鐘
明日の夜明けを 告げる鐘
サイボーグ戦士 誰がために戦う
サイボーグ戦士 誰がために戦う

だが我々は 愛のため
戦い忘れた ひとのため
涙で渡る 血の大河
夢みて走る 死の荒野
サイボーグ戦士 誰がために戦う
サイボーグ戦士 誰がために戦う